現役合格という目標を掲げ、大学受験に向けて勉強に挑む。

その心は決まっているのに、いよいよ本格的に着手すべき時期に入っても、まったくやる気が出ない。毎日机に向かい参考書を開いても、つい受験とは無関係なことばかりに目が向いてしまう。将来の夢を叶えるための大学受験だが、ぼんやりとしか考えられない…。

大学受験を目前に控えた学生の中には、「何をおいても勉強すべき」と理解していても、やる気が出ないという状況に陥ってしまうのが悩みです。やる気が低下する原因は個々で異なりますが、そのままでは合格を手にするという夢は叶いません。ここは一つ、順を追ってやる気を高めていきましょう。

やる気が出ないという悩みの原因は、自分の置かれている状況がぼんやりとしか把握できていないからかもしれません。その様な場合は、まず受験を希望する大学の過去問を解いてみましょう。

今の自分が持っている学力が確認でき、現状をより具体的に分析することができます。受験勉強を進めるうえでは、きちんと学習計画を立てる必要がありますので、過去問を解いて“どの科目のどの部分が理解できていないか”を明確にすることが大切です。

「今のままでは合格できない」という現実を目の当たりにすれば、自ずとやる気も湧いてきます。

学習計画を立て勉強をしようとしても、今ある環境によっては、やる気を低下させてしまうおそれがあります。受験までの時間には限りがありますので、1日も無駄にはできません。

その様な場合は、思い切って環境を変えてみる方法が有効です。普段、自宅で勉強しているという学生なら、図書館やカフェに出かけるのも一つの手段です。放課後の教室も意外と普段の授業を連想させ、集中力が持続しやすいという学生もいることでしょう。

また、大学受験向けの塾を利用すれば、プロの講師によるサポートが受けられる分、悩みを克服しやすいというメリットがあります。さらに、自分と同じ受験生が周囲にいるという環境は、現役合格を目指す者同士、自然とやる気を高め合う場所でもあります。